胃ろうから《 食べる 》に転換できたAさんのエピソード

1年前、胃ろう栄養のA様が入所されました。最初の頃はずっと寝たきりで眠っておられました 高齢でこのままかな? と感じていましたが、口腔マッサージを行うと嚥下反応が!!

筑波大学の紙屋克子さんは、意識障害者(高次脳機能障害)への看護を実践し意識回復の展開を成功させるプロフェッショナルナースです☺

《 足は第二の脳 》《 手は突き出た脳 》人間の潜在的能力を引き出す看護は刺激なのだと研修で教わりました

 

そこで、《 もしかしたら・・ 》がよぎりました

これって、フルリクライニングで座位にしたらどう変化するかな? 案の定覚醒され表情が出てきました 口腔ケアをすると【ゴクン!】と嚥下行動!! 唾液が出始め口腔内もきれいになりました。次に、手作りのポカリスエット味寒天ゼリー(施設で手作りしてます🍨)を食べてもらうことにしました 今度は『おいしいー』と言葉が出て笑顔が見られるようになったのです。

介護チームからは様々なケア場面で声掛けを行いながら見守る リハビリチームは尖足だった足関節や座位へのアプローチ 管理栄養士さんから栄養補助食品をチョイスしてもらい本格的に食べる事が出来るようになりました。スゴイことです!! \(^o^)

 

 

カロリーメイトゼリーやミルク、ソフトゼリー スプーンで一口ずつゴクリ

 

口腔マッサージの効果でしょうか誤嚥性肺炎もなく1年が過ぎています

最近は、高齢の為か体重減少が見られ、眠る時間も長くなっておられますが握手にはしっかり握り返されます🌷🌷

 

面会制限を緩和し、6月から面会室を利用した面会が可能となりました

ご家族と久しぶりに会える日をスタッフ一同支援していきたいと思っています